1曲目 ギャングスタ・リパブリカOP「モラトリアム・クラスタ」
「偶然手にした刃で正しさの是非を決めよう」
「モラトリアム・クラスタ」はWHITESOFTから発売されたギャングスタ・リパブリカのOP曲です。
...もう最初のブリブリシンセサウンドで掴まれた。音の厚みに自然と笑みが溢れた。そこまで早くないシンセリフレインなのに音がいいからとても聞き入ってしまう。重厚なシンセサウンドで素晴らしい掴み。好き。
余談だけど東方のstrawberry crisis!!を思い出した。
Aメロは表打ちで重さを継承した音でギターの重さがとても良き。コード感がないのか。あまり長くないAメロからBメロになってオケが豪華になっていて、長めのメロディでサビへのワクワク感を募らせる。リフが同じだから自然に繋がっているように聞こえる。
サビ前のラップ音みたいなフレーズが緩急になっててサビの一気の盛り上がりが素晴らしい。メロの最高音が前半に来て、ジェットコースターに乗ったような気分になる。そこに「偶然手にした刃で正しさの是非を決めよう」という歌詞。古今東西のヒーローとヒロイン、或いは創作活動、文筆活動、インターネットとはそのような性質を持つのではないか、とか考えさせられてしまう意味深で拗らせた心をくすぐるフレーズで最高。何を食べたらそんな言葉が思いつくんだろうか?
サビの後半の掛け合いのようなメロディの返しがラジオボイスのような加工をしているのがいい。音的に突然ドキッとさせられる効果がある。短い同じメロディなのに引き込まれる。
最初のサビはコードが解決しないで曲全体の不安感、不安定感を表現しているのか。良い。
ギターソロはシンプルかつ機械的なフレーズで曲の雰囲気にマッチしていて良い。
ラスサビの「不断の決意を示そう」のふだ↑で上がるところ好き。ボーカルの柚子乃さんの気持ちのいいしゃくりにただただカッコいい..という感想しか出てこない。
アウトロがぶつ切りになるのは、この曲にはこれしかないという納得感がある。
終始重厚なサウンドに知的な歌詞でもう好きとしか感想が出てこない。好き。「モラトリアム・クラスタ」最高です。
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はい、このブログは私が出会って衝撃を受けたエロゲ曲を初見の感情を赴くままに書き残すブログとなっております。
今も当該曲をループしながら文を書いています。
エロゲソングは掘れば掘るほど金が出る金鉱脈のように思います。私の音楽の性癖がここにあったのかもしれません。サウンドは高クオリティで高い技術力で作られています。とても真似出来ません。でも性質上人の目に触れることはあまり無く、アニソン以上に市民権がありません。
そんな勿体無い曲たちが何故良いのか出来る範囲で言語化して残したいというのが本ブログの趣旨です。
私はエロゲは殆どプレイした事は無いです、すみません。勿論エロゲがあってのエロゲソングなのは理解しているので、エロゲもやってみたいです。エロゲ界隈に興味がありますし。エロゲ独特のテーマとか設定は好きです。
でも、エロゲと切り離しても余りあるエロゲソングの魅力を書かずにはいられない。
エロゲソング初心者がエロゲソングとの出会いを書き残す、そんなブログとなっております。宜しければ今後ともお付き合いください。
ささり